田代まさし被告 検察官にらみ首かしげ ろれつまわらず「タレントです」

[ 2010年12月7日 17:57 ]

 3度目の薬物事件で7日、再び被告席に座った田代まさし被告(54)。横浜地裁での初公判でコカイン所持や覚せい剤使用は「はい」と認めたが、共犯者と薬物を共同所持した罪は大きな声で反論。検察官をにらみ付け、何度も首をかしげた。

 田代被告は黒のスーツ姿で黒ぶち眼鏡をかけて出廷。髪を後ろになで付け、げっそりと痩せていた逮捕時より、ほおがふっくらとしていた。
 裁判長から職業を尋ねられると、しばらく考え込み「タレントです」と、ろれつの回らない口調で答えた。
 罪状認否では、共犯とされる荒井千恵子被告(50)との薬物の共同所持罪について「どこでどれだけ持っていたかは知りません」と何度も反論。検察官が読み上げる冒頭陳述を聞き、不満そうに弁護人に話し掛けた。
 弁護人によると、逮捕後は眠れない日が続いたが、最近は食事を取り、健康状態は良好という。
 逮捕直前に仕事で一緒にいたという芸能プロダクション会社社長は、初公判を傍聴後に「男らしく罪を全部認めてほしかった。頑張ってきた人間なので、まっとうに生きてほしい」と話した。

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2010年12月7日のニュース