韓国人気バンドがライブ 強制労働伝える活動を支援

[ 2010年11月27日 20:14 ]

 戦時中の朝鮮人の過酷な鉱山労働を伝える京都市の「丹波マンガン記念館」の再開支援のため、韓国の人気ロックバンド「YB(ユン・ドヒョンバンド)」が27日、京都市内でチャリティーライブを開いた。

 同記念館は1989年、マンガン鉱山跡に設立。坑道内に採掘現場を再現し、作業風景の写真の展示などもしていたが、資金不足で昨年5月に閉館した。今回のライブは李龍植館長(50)が再開への支援をYBに直談判して実現した。
 バンドは集まった観客約1400人の前で約20曲を熱唱した。途中、リーダーのユン・ドヒョンさん(38)は「10月に記念館を訪れ、感じた多くのことをこめて作った」と日本語の曲を披露。キーボードの伴奏に合わせ、観客が「丹波マンガン」と声をそろえると、日本語で「過去の中に明日がある」「痛みの中に希望がある」と歌った。

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2010年11月27日のニュース