「星野さんの歌は“応演歌”」一般ファンも別れを惜しむ

[ 2010年11月19日 06:00 ]

 【星野哲朗さん通夜】式場の外には同じ遺影が飾られた一般ファン用の焼香台も設けられ、涙を流しながら手を合わせる男性の姿も見られた。

 都内の会社員の男性(51)は特に「三百六十五歩のマーチ」が好きだといい、「星野さんの歌は、演歌というより“応演歌”。日本はいま元気がありませんが、もう一度、星野さんの歌を味わって元気を取り戻すべき」と力説。「国民栄誉賞をぜひ授与してほしい」と話した。水前寺清子のファンという都内の女性(57)も「国民栄誉賞を差し上げたいですね。星野さんの作品にはずいぶんと励まされましたから」と話した。
 作詞の同人誌仲間たちと星野さんを囲む会を開いたことがあるという60代男性は「歌手にサインを頼むときの礼儀を説いてくださった。本当に奥の深い方でした」と、人間としても立派だったことを強調した。

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2010年11月19日のニュース