俳優と重なるニセ医者…堺雅人 その感情は「中ぶらりん」

[ 2010年11月19日 14:23 ]

ドラマ「ニセ医者と呼ばれて ~沖縄・最後の医介輔~」に出演の(左から)寺島しのぶ、モデルとなった元医介輔の宮里善昌さん、主演の堺雅人

 戦後、沖縄の医師不足を補うため米軍が特別に認めた、医師免許を持たない代用医師の姿を描くヒューマンドラマスペシャル「ニセ医者と呼ばれて ~沖縄・最後の医介輔~」が12月9日午後9時から、日本テレビ系で放送される。医介輔(いかいほ)役を堺雅人(37)、支える妻を寺島しのぶ(37)が演じる。

 医介輔は、重症患者の診療や大手術の禁止などの制限付きながら、地域医療を支え、沖縄の本土復帰後も特別措置で、一代限りで医療行為を認められた。
 堺は「医者じゃないのに医者のふりをして、医者のような気持ちになっていく俳優と、制度上ぽっかり空いた医者と民間人の中間である医介輔という存在は、重なってる部分があるかもしれない」と語り、その感情を「中ぶらりん」と表現。
 主人公は絶やさぬ笑顔の裏で、十分な治療をしてあげられないジレンマや、結果的に自分の診断が正しくても、誤診をした免許を持つ医師から「ニセ医者」呼ばわりされる屈辱に苦しむ。

続きを表示

2010年11月19日のニュース