「三百六十五歩のマーチ」「函館の女」…作詞家星野哲郎さん死去

[ 2010年11月15日 14:16 ]

亡くなった星野哲郎さん

 「三百六十五歩のマーチ」「函館の女」などの作詞家で、日本作詩家協会名誉会長の星野哲郎(ほしの・てつろう=本名有近哲郎=ありちか・てつろう)さんが15日午前11時47分、心不全のため東京都武蔵野市の松井外科病院で死去した。85歳。山口県出身。自宅は東京都小金井市梶野町3の6の10。葬儀・告別式は19日正午から東京都港区南青山2の33の20、青山葬儀所で。喪主は長男真澄(ますみ)氏、葬儀委員長は作曲家の船村徹(ふなむら・とおる)さん。

 高等商船学校を卒業後、遠洋漁業のトロール船員に。病気療養中の1952年、雑誌へ投稿した歌詞が入選し、翌年作詞家デビューした。

 人情の機微や、人生の喜び悲しみをこまやかに描写した演歌は「援歌」「縁歌」とも呼ばれ、日本人の心に響いた。北島三郎の「函館の女」や、映画「男はつらいよ」シリーズの主題歌は広く親しまれた。また船村さんとのコンビで、北島の「風雪ながれ旅」、美空ひばりさんの「みだれ髪」、鳥羽一郎さんの「兄弟船」などがヒット。
 作曲家の故市川昭介さんと組んだ都はるみの「アンコ椿は恋の花」や、水前寺清子の「三百六十五歩のマーチ」、小林旭の「昔の名前で出ています」も大ヒットした。91年、北島の歌った「北の大地」がレコード大賞を受賞。手掛けた曲は4千以上に上る。

 86年に紫綬褒章、2000年には勲三等瑞宝章を受章。日本音楽著作権協会会長も務めた。代表曲はほかに「涙を抱いた渡り鳥」「兄弟仁義」など。

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