原千晶 結婚していた 子宮がん乗り越え“ジャムおじさん”と

[ 2010年11月15日 10:01 ]

10月10日に結婚したことが分かった原千晶

 女優でタレントの原千晶(36)が子宮がんの手術を受けていたことが14日、分かった。

「今年は年女だし」と言っていた原千晶 今後は資格生かした活動も

 その闘病を支えていたのが、かねて交際していた1歳年上の番組制作会社プロデューサーの男性(37)。治療が落ち着いたこともあり、大安の10月10日に結婚した。
 原の子宮にがんが見つかったのは05年初め。痛みを感じたため精密検査を受けたところ、子宮頸(けい)がんと診断された。仕事を一時休み、定期的に治療を受けるなどし、体調は回復。仕事を再開した。
 そのうちの1つが、07年1~3月に放送されたフジ系の昼ドラ「母親失格」。その現場で、将来、夫となるプロデューサーの男性と出会った。
 生みの親と育ての親、その子供の3人の複雑な親子関係を描いたもので、原は生みの親役。愛情や憎しみに狂う女性を好演した。独身の原には難しい役どころだったものの、数多くのドラマを手掛けてきた男性は、親身になって原の相談に乗り、間もなく交際に発展。原は当時、「アンパンマンのジャムおじさんにそっくりなんです」とのろけていた。
 しかし、09年末に再び病魔に襲われた。やはり痛みを感じて受けた精密検査の結果、今度は子宮体がん。年明けに切除手術をし、今年5月まで放射線療法などを続けた。
 不安にさいなまれた原を常にそばで支えていたのが男性だった。体調面のほか、仕事面などでもサポート。4年近く愛をはぐくんできた2人の間では、結婚の話題が自然と出るようになっていた。

 ◆原 千晶(はら・ちあき)1974年(昭49)4月27日、北海道生まれの36歳。94年、第21代クラリオンガールに選出され芸能界デビュー。97年、TBSの深夜番組「ワンダフル」で司会を担当し注目を集めた。同年、篠山紀信氏撮影のヌード写真集「BORA BARA」を発売。特技は剣道(初段)。身長1メートル65。B86、W64、H88。血液型O。
 ▽子宮がん 子宮の入り口のくびれた部分にできる子宮頸(けい)がんと、子宮の内側にある子宮内膜にできる子宮体がんに分かれる。子宮頸がんはウイルス感染が原因で、細胞のDNAが傷つき、がん化する。治療法は手術、放射線治療、化学療法など。子宮体がんはエストロゲン(卵胞ホルモン)による子宮内膜の刺激作用が原因。治療法は手術、放射線療法、化学療法、ホルモン療法など。

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