押尾被告 不眠症だった…裁判近づき緊張?

[ 2010年10月7日 06:00 ]

押尾学被告

 保護責任者遺棄罪などの罪で懲役2年6月の実刑判決を受けて控訴し、4日に保釈された元俳優の押尾学被告(32)が不眠症で悩んでいたことが6日、分かった。

 関係者によると、ここ数カ月間、睡眠時間は一度に1~2時間程度。9月3日から17日に開かれた裁判員裁判を前に次第に緊張感が増し、眠れなくなっていったようだ。
 また、昨年12月に逮捕されてからは約10カ月間、独居房での生活が続いたため、保釈後は「まぶしい太陽の光に慣れず生活のペースがつかめないようだ。体調がすぐれないようでポーッとしている」(知人)という。
 一緒に合成麻薬MDMAをのんで死亡した飲食店従業員田中香織さん=当時(30)=の遺族には「すぐにでも会って事情を説明したい」と面会したい意向を示す一方で、関係者には「どんな間合いであいさつに行けばいいか」「墓参りをしたいが、していいものなのか」などと相談。近く、押尾被告の弁護団は遺族側の弁護士に面会を申し入れる。
 一方、保釈中の引受先となった東京都多摩市の実家には6日、関係者が、大量の野菜が入ったスーパーの袋を持って出入りした。都心に宿泊中とみられる押尾被告の帰宅準備を進めたようだ。
 控訴審は12月にも始まる見通し。

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2010年10月7日のニュース