シャンソン歌手の石井好子さん死去

[ 2010年7月21日 17:26 ]

 日本を代表するシャンソン歌手で、エッセイストとしても活躍した石井好子(いしい・よしこ)さんが17日、肝不全のため東京都内の病院で死去した。87歳。東京都出身。葬儀は近親者で済ませた。喪主は弟公一郎(こういちろう)氏。お別れの会は8月26日午前11時半から、東京都千代田区内幸町1の1の1、帝国ホテルで。

 東京音楽学校(現東京芸大)卒。戦後間もなくジャズ歌手としてデビュー。留学先の米国からフランスに渡りシャンソンに転向した。帰国し、日本のシャンソンブームをけん引した。
 後進の指導に力を注ぎ、岸洋子さん、加藤登紀子さんらを育てた。1991年に発足した日本シャンソン協会の初代会長を務めた。
 87年に紫綬褒章。92年にフランス政府から芸術文化勲章コマンドールを受けた。
 著書に「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」などがある。

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2010年7月21日のニュース