日テレやった!驚異の視聴率40%オーバー

[ 2010年6月26日 06:00 ]

深夜に30・5%の驚異的な視聴率に大喜びする日本テレビの局員

 日本テレビが25日に生中継したサッカーW杯1次リーグ第3戦「日本-デンマーク」の平均視聴率(午前3時~同4時59分)が30・5%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録した。通常は1%程度の時間帯で驚異的な数字。占拠率は85・4%に上った。日本の決勝トーナメント1回戦(日本時間29日後11・00)の放送権を持っているTBSは、局員が都内の社屋で観戦。日本の勝利と中継決定に大喜びだった。

 東京都港区の日本テレビ社屋。静まりかえるフロアに「よーし!」の絶叫が3度響いた。中継を見守ったスポーツ中継担当者と技術スタッフは、サムライたちの快挙に抱き合って喜んだ。
 深夜から早朝の全国各地で、同じような光景が繰り広げられていた。決勝トーナメント進出がかかった決戦の注目度は異常なまでに高く、同時間帯にテレビを見ていた人の85・4%(ビデオリサーチ調べ)が同局にチャンネルを合わせていた。
 視聴率は、午前3時30分のキックオフ時に23・8%。同局の人気番組「笑点」やNHK大河ドラマ「龍馬伝」をも大幅に上回る数字。時間が進むにつれ上昇し、4時40分を過ぎると40%台に乗り始めた。
 視聴率は、午前4時59分までの番組は前日分としてカウントされるため、5時21分の試合終了までを含んだ平均視聴率は週明けの28日に判明する。この日の瞬間最高視聴率41・3%はカウント終了直前の4時58分に記録したことから、同局関係者は「相当高い数字になるはず」と鼻息を荒くしている。
 同局では試合終了後、南アで同局史上初のW杯日本戦中継の実況を担当した鈴木健アナウンサー(43)に連絡。鈴木アナは「W杯開幕前日が私の誕生日で、家族が“中継用に”とプレゼントしてくれた青いネクタイを着けていました」と“勝負ネクタイ”で中継に臨んだことを明かした。決勝トーナメント1回戦を突破すれば、準々決勝、準決勝は再び同局が中継。鈴木アナは「準決勝は私が実況担当。このネクタイで決勝進出をアシストします」と、岡田監督の“公約”実現を心待ちにしていた。

続きを表示

2010年6月26日のニュース