ロスのマイケルさん墓地にファン集結…日本人の姿も

[ 2010年6月26日 07:49 ]

25日、米中西部ゲーリーで、マイケル・ジャクソンさんの記念碑を除幕する母キャサリンさん(左手前)

 米人気歌手マイケル・ジャクソンさん=当時(50)=が急死してから1年がたった25日、米ロサンゼルスなどのマイケルさんゆかりの地で、米国だけでなく世界中のファンが「キング・オブ・ポップ」をしのんだ。

 マイケルさんが幼少期を過ごした中西部ゲーリーでは、マイケルさんの踊る姿などが刻まれた記念碑を除幕。母キャサリンさんは「家族にとって非常に厳しい1年だった。もしあなたたちファンがいなかったら乗り越えられなかった」と謝意を示した。

 マイケルさんが眠るロサンゼルス近郊グレンデールのフォレストローン墓地には祭壇が設けられ、マイケルさんのTシャツなどを着たファンが係員を通じて花束やカードを供えた。「たくさんの愛をありがとう」などと書かれた日本ファンからのパッチワークも。

 「彼の歌のおかげで私は人生の困難な時を乗り越えられた」と中西部セントルイスのキャロリン・ジョーンズさん(51)。「自分の心を癒やすため、そして気持ちに区切りをつけるために来た」と話した。

 京都市の会社員仲野摩理子さん(32)は中学生時代からのファン。「人生の半分はこの人の音楽を聴いてきた。彼の音楽に出会えたことに感謝している」と話す。後に無罪になった子供の性的虐待疑惑では報道に流され「マイケルから離れてしまう気持ちがあった。それを謝りたかった」と、訪問の理由を語った。

 ハリウッドの目抜き通りでは、マイケルさんの殿堂入りを記念した路上の星形プレートのそばに、ファンが次々とメッセージを書いた写真や花を供えた。ロサンゼルスの学生ロバート・アルバレズさん(18)は「世界はまだマイケルを忘れていない」と話した。(共同)

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2010年6月26日のニュース