悪役で存在感 佐藤慶さん死去

[ 2010年5月6日 10:53 ]

 大島渚監督の映画などで存在感のある演技を見せた俳優の佐藤慶(さとう・けい、本名慶之助=けいのすけ)さんが2日午後4時19分、肺炎のため東京都世田谷区の病院で死去した。81歳。福島県出身。葬儀は近親者のみで行った。喪主は長男純(じゅん)氏。

 福島県会津若松市役所に勤務しながら演劇に熱中し、1950年に上京。俳優座養成所で学び「人間の條件/第3・4部」(59年)の脱走兵役で映画デビューした。大島監督「青春残酷物語」(60年)への出演をきっかけに「日本の夜と霧」「絞死刑」「儀式」など同監督作品には欠かせない俳優となった。
 残虐なやくざの親分や冷酷なエリートといった悪役で存在感を発揮。60~70年代には黒木和雄監督「日本の悪霊」、新藤兼人監督「裸の十九才」「鬼婆」、今井正監督「武士道残酷物語」など名監督の作品や武智鉄二監督「白日夢」などの話題作にも多数出演した。
 テレビでは、65年のNHK大河ドラマ「太閤記」をはじめ、数々のドラマに重要な脇役として登場。ドキュメンタリー映画「東京裁判」などナレーションの分野でも活躍。舞台「イーハトーボの劇列車」では紀伊国屋演劇賞を受賞した。

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