西河克己監督が死去…小百合「ありがとう」

[ 2010年4月8日 06:00 ]

肺炎のため死去した映画監督・西河克己さん

 吉永小百合や山口百恵さん主演の青春映画などを多く手掛けた映画監督の西河克己(にしかわ・かつみ)さんが6日午前4時40分、肺炎のため東京都大田区の病院で死去した。91歳。鳥取県出身。葬儀は近親者で行った。後日、しのぶ会を開く。喪主は長女ゆあみさん。

 39年に松竹大船撮影所に入社。54年に日活に移籍して本領発揮。吉永主演の「青い山脈」「伊豆の踊子」などのほか、石原裕次郎さん主演の「若い人」なども手掛けた。70年代にはゴールデンコンビと呼ばれた百恵さんと三浦友和の共演で「潮騒」「春琴抄」などヒット作を連発した。
 悲報に吉永は「“帰郷”(64年)のロケで事故が起き、大ケガをなさったのに1日も休まず仕事を続けられたお姿を忘れられません。思い出がいっぱいです。本当にありがとうございました」としのんだ。

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2010年4月8日のニュース