楽曲制作のcoba「大ちゃん素晴らしい!」

[ 2010年2月20日 06:00 ]

 男子フィギュアスケートの高橋大輔が五輪楽曲に選んだ「eye」の作曲と演奏を担当した世界的アコーディオン奏者、coba(50)は、「大ちゃんが苦難に打ち勝ち、自分との闘いに勝ったことがきょうの演技に出ていた。素晴らしい」と祝福した。

 同曲は98年発表。収録したアルバムは4作で計25万枚セールス。高橋は高校時代から気に入り、昨年1月の東京公演に訪れた際に「自分の好きな曲で滑りたい。五輪シーズンはこの曲で滑ります」と話したという。cobaは「僕も表現者ですから作品には僕の魂を乗せています。大ちゃんは自分の演技の中にそれを取り込んで、世界の人たちに伝えてくれた。新しい時代が切り開かれる、その瞬間に参加できたことは音楽家冥利(みょうり)に尽きる」と感激しきり。「彼の人生はこれからの方が長い。どん底からはい上がった経験は彼をさらに強くするし、何より痛みを知った人は他人に優しくなれる。それはかけがえのないことだ。近い将来、一緒に生演奏でコラボレーションしたいね」と夢の共演も提案した。

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2010年2月20日のニュース