[ 2010年2月20日 06:00 ]

左がマルクス・ヴェルバ(グリエルモ)、右がフランチェスコ・デムーロ(フェルランド)

 スルグラーゼはグルジア出身のメゾ・ソプラノ。ミラノ・スカラ座アカデミーで研鑽を積んだ後、本格的にキャリアをスタートさせた。ルイゾッティはベルリン・フィルの定期公演に客演しドヴォルザークの「レクイエム」を指揮した際にも彼女を起用。さらに昨年のザルツブルク音楽祭ではリッカルド・ムーティーの抜てきを受けロッシーニの「モーゼとファラオ」に出演するなど国際的評価が急上昇中の若手だ。歌の実力もさることながら、彼女の美貌にも着目していただきたい。なにせ、女優としても多彩な活動を繰り広げていたという。ちなみにグルジアは旧ソ連邦内で屈指の美人どころとしても知られていた。ハイビジョンが普及し、オペラのステージが高品位映像(HDD)で収録されることが多くなった今、オペラ歌手にとってビジュアルは歌唱、演技力と並ぶ重要な“タレント”のひとつに数えられるようになった。彼女のようなドラベッラだったらフェルランドだけじゃなく男なら誰でも、その気持ちを試さずにはいられないかもしれない。

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2010年2月20日のニュース