国連で初の上方落語!小春団治が画期的「皿屋敷」

[ 2010年2月20日 10:04 ]

ニューヨークの国連本部で落語を披露する桂小春団治

 落語の海外上演で国際交流を進めてきた上方落語家の桂小春団治(52)が19日、ニューヨークの国連本部で公演を行い、各国の国連大使や国連職員らを前に、古典落語「皿屋敷」などを披露した。主催団体によると、国連本部での落語の上演は初めて。

 公演は約300人を収容できる第3会議場で実施。演目は小春団治お得意の「お玉牛」「皿屋敷」。日本語での上演だが、国連公用語の英語、フランス語、スペイン語、中国語の字幕が付き、「世界の言語人口の50%をカバーする画期的試み」(主催団体)となった。
 小春団治は2000年の英国を皮切りに、フランスや韓国など計12カ国で公演を行った実績を持つ。07年にはニューヨークのオフ・ブロードウェーで落語家として初めて落語を上演した。
 今回は海外公演開始から10年を記念し、国際外交の舞台である国連本部での実施を決めたという。(共同)

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2010年2月20日のニュース