“筆談ホステス”が「筆談ホステス」に号泣

[ 2010年1月18日 06:00 ]

コミック版「筆談ホステス」を手に笑顔の斉藤里恵さん

 “筆談ホステス”が「筆談ホステス」で泣いた。シリーズ累計25万部を超えるベストセラー「筆談ホステス」の著者・斉藤里恵さん(25)が17日、都内で同名コミックの発売イベントに登場し、10日に放送された同名ドラマの感想を公の場で初めて語った。

 女優・北川景子(23)主演で放送されたドラマは原作をもとにしたフィクションで、障害に悩む娘と見守る母の確執から和解までを描いた感動的なストーリー。主演の北川にはまだ感想を伝えていないというが、「私も泣いてしまいました。北川さんのお芝居のうまさに感動しました」と絶賛。すっかり、もう一人の“筆談ホステス”の虜になっていた。

 難役を演じきった北川にとっても忘れられない作品となったようだ。放送後に更新された公式ブログで「正直これほど作品に対する反響というか、リアクションを業界内・外からいただけたのは初めての事で、私自身とても驚きました」と予想以上の反響の大きさに驚いた様子。「こうして視聴率以外の所でたくさんの良い評価を頂けた事が今回なにより嬉しかった事でした」とつづり、「この作品に出会えた奇跡に感謝!」と締めくくっている。

 2人の“筆談ホステス”ばかりではない。視聴者からも大きな反響が寄せられている。制作した毎日放送の掲示板には放送直後から「勇気をもらった」「ハンデがあるのに前向きに生きる姿に元気づけられた」などの意見が連日のように投稿された。「このドラマをご覧になられた1人でも多くの方に聴覚障害者のことを理解していただけたらうれしい」という斉藤さんの願いは確実に多くの人に届いている。

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2010年1月18日のニュース