「なんてことをしてしまったんだろう」黒田、涙目で会見

記者会見で厳しい表情を見せるお笑いコンビ「メッセンジャー」の黒田有

「メッセンジャー」黒田、起訴猶予も“謹慎処分”に

　「なんてことをしてしまったんだろうと（拘置中は）反省の日々でした」。傷害容疑で逮捕され、１２日に起訴猶予処分となり釈放されたお笑いコンビ「メッセンジャー」の黒田有（３９）が同日夜、大阪市中央区の吉本興業本社で記者会見し、十数秒間にわたって深く頭を下げた。
　ダークスーツ姿で会見場に現れた黒田は、終始涙目で沈痛な表情。「笑いを届ける仕事をしながら、被害者の方にけがを負わせてしまったことを大変申し訳なく思っています」。自身の酒癖について「仲間同士で悪乗りすることが多くあった。それが事件につながったことは否めない。今は（酒を）飲む気になれない」と胸の内を明かした。
　記者会見に同席したよしもとクリエイティブ・エージェンシーの水上晴司社長は当分の間謹慎処分にすると話し、芸能活動への復帰は「白紙」とした。黒田は「（復帰）時期は自分で決められない。またみなさんに笑いを届けられるように、頑張っていきたい」と話すのがやっとだった。