平松愛理 今年で15回目「命の重み、節目ない」

[ 2010年1月12日 08:06 ]

15回目の阪神大震災復興チャリティーライブを開く平松愛理

 神戸市出身のシンガー・ソングライター平松愛理(45)が阪神大震災から15年の17日夕、復興チャリティーライブ「KOBE MEETING」を同市で開く。15回目となる舞台に「命の重みに節目の年はない。いつも通り全力投球でやります」と意気込んでいる。

 震災直後に「美し都~がんばろや We love KOBE」という曲を発表。「遺族や被災者に『頑張って』と声をかけても負担になってしまう。音楽は必要なときだけ、聞きたい人のもとへ届けられる」と歌で被災者を励ましてきた。
 陽気で親しみやすい人たち。訪ねた人がすてきな思いをする町―。昭和30年ごろの神戸の映像を見て思った。「過去の神戸をいま一度知り、町の在り方を考えるのもテーマ」と平松。ライブで当時のフィルムを紹介する予定だ。
 震災の記憶が風化し始めていると感じる。「忘れないでほしいから続ける。歌える限り、ずっと」。ライブの収益金は例年通り、震災遺児の支援施設に寄付する。

続きを表示

2010年1月12日のニュース