ヌーベルバーグの中心人物 E・ロメール氏死去

[ 2010年1月12日 08:40 ]

死去したエリック・ロメール氏

 映画「緑の光線」などで知られるフランスの映画監督で、「ヌーベルバーグ」の中心人物だったエリック・ロメール(本名ジャンマリ・モーリス・シェレール)氏が11日、パリで死去した。死因などは不明だが、1週間ほど前から入院していた。89歳。

 1920年、フランス中部チュール生まれ。映画評論誌「ガゼット・デュ・シネマ」や「カイエ・デュ・シネマ」の編集長を経て59年に初の長編映画「獅子座」を監督。ジャンリュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォーらとともに、当時のフランス映画界を席巻した屋外撮影、同時録音、即興演出を特徴とする「ヌーベルバーグ」(新しい波)を率いる一人となった。(共同)

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