キングコング、夕焼け空にM-1最後の漫才

[ 2009年12月21日 14:49 ]

「M-1グランプリ2009敗者復活戦」に出場したキングコング

 【M―1グランプリ2009 敗者復活戦】だいだい色の夕焼け空に、キングコングの威勢のいい声が響いた。結成10年目、2人にとってこれがM-1最後のステージだった。

 コンビ結成わずか2年目の2001年に決勝まで進み7位。テレビのバラエティー番組では絶大な人気を勝ち得ていたが、02~04年のM-1では準決勝で敗退した。05、06年は欠場。漫才に本腰を入れ始めた07年は敗者復活から勝ち上がったサンドウィッチマンに優勝をさらわれ3位。昨年は優勝候補の筆頭に挙げられながら8位という屈辱を味わった。

 「M-1グランプリは自分なりに踏ん張ってみたけれど、最後は泥んこで終わっちゃった」終戦から約6時間後、公式ブログ「西野公論」で西野亮廣はこれまで応援してくれたファンにメッセージを送った。「やるだけやって、ズッコケたから悔いはない」

 敗者復活戦の会場となった大井競馬場の観客からは笑顔で「お疲れさま」と声を掛けられた。M-1で結果を残すことはできなかったが、西野はこの一言で「全て良かったと思えた」という。

 「いつだって助けられっぱなし。漫才はヘタクソだけど、このお返しは必ずしたい」。次の目標を模索中。「TVの前で応援してくださった方何ができるか、また明日から勉強勉強」とつづり、新しい第一歩を踏み出した。

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2009年12月21日のニュース