「あと3年で白寿なのに」…大俳優の関係者は落胆

[ 2009年11月10日 23:24 ]

亡くなった森繁久弥さんの自宅があるマンション前に集まった報道陣

 「あと3年で白寿なので、その(お祝いの)企画の準備を進めていたのに…。ショックです」。森繁久弥さんの所属事務所がある東京都中央区のマンション前で10日夜、マネジャーなどとして40年以上つきあってきた事務所の守田洋三代表が落胆した表情で語った。

 家族の連絡を受けた守田さんが10日午前、都内の病院に駆けつけたところ、森繁さんの顔は安らかな表情で「寝ているのかな」と思ったほどだったという。
 関係者によると、晩年は表舞台に登場せず、都内の自宅で暮らし、誕生日などは孫やひ孫に囲まれて楽しく過ごしていた。最近まで食欲も旺盛だったが7月22日に風邪をひいて入院した。
 守田さんが10日ほど前に見舞った際は、顔色は良く普通に会話できる状態だったという。
 自宅マンション前には報道陣約70人。森繁さんの長女の同級生で元衆院議員の戸塚進也さんは、ニュースを見て慌てて駆け付けた。突然の悲報に戸惑いながらも「若いころ遊びに来たときは、森繁さん自ら、素うどんを作ってくれました」と思い出を話した。

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2009年11月10日のニュース