第57回菊池寛賞に本木、高見山さんらに決定

[ 2009年10月19日 17:44 ]

 第57回菊池寛賞(日本文学振興会主催)は、俳優本木雅弘さんと映画「おくりびと」の製作スタッフ、元関脇の高見山大五郎さんらに決まり、19日発表された。賞金は各100万円、贈呈式は12月4日、東京・虎ノ門のホテルオークラ東京で。受賞者と授賞理由は次の通り。(敬称略)

 ▽佐野洋=30年以上にわたり、ミステリー作品を論評した「推理日記」は貴重な推理小説文壇史となっている。
 ▽本木雅弘と映画「おくりびと」製作スタッフ=映画化の企画、実現に尽力し、アカデミー賞外国語映画賞を受賞、言語や宗教の壁を越えて、日本映画の実力を示した。
 ▽坂東玉三郎=泉鏡花の戯曲「海神別荘」「天守物語」の決定版ともいえる舞台を作り上げ、正統的な歌舞伎のみならず近代劇、映像などに活躍の場を広げている。
 ▽今井書店グループと「本の学校」=鳥取・米子で「生涯読書の推進」「出版界や図書館界の明日を問うシンポジウム」などを行ってきた長年の努力に対して。
 ▽蓬田やすひろ=歴史・時代小説の挿絵画家、装丁家として長年にわたり活躍、独自の画風は多くの人に愛されている。
 ▽高見山大五郎=大相撲の国際化に貢献し、世界各国から力士が集まる道を開く。

続きを表示

2009年10月19日のニュース