「ロス・プリモス」ボーカル・森聖二さん死去

[ 2009年10月19日 06:00 ]

「ロス・プリモス」のリードボーカル・森聖二氏

 「ラブユー東京」などで人気の「ロス・プリモス」のリードボーカル・森聖二(もり・しょうじ、本名同じ)さんが18日午後1時、心不全のため東京・新宿区内の病院で死去した。70歳だった。大阪府出身。葬儀・告別式は近親者で行い、後日お別れの会を開く。喪主は妻冨美子(ふみこ)さん。

 関係者によると、17日午後2時すぎに港区内の自宅で胸の圧迫感を訴えて意識不明となり、救急車で病院に搬送された。緊急手術を受けたが、意識は戻らぬまま、最期は家族にみとられて帰らぬ人になった。18日には埼玉・東松山市でコンサートが予定されていたが、残りのメンバーが行った。3年前には心筋梗塞(こうそく)で倒れたことがあり、リハビリ行って音楽活動を続けていた。
 森さんは、65年に「黒沢明とロス・プリモス」(80年にロス・プリモスに改名)にリードボーカルとして加入。翌66年発表の「ラブユー東京」が100万枚以上の売り上げを記録する大ヒット。68年1月に創刊されたオリコンでは、創刊号から9週連続で1位となった。ムード歌謡をけん引し、「雨の銀座」「たそがれの銀座」などの銀座シリーズでも知られる。

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2009年10月19日のニュース