酒井法子容疑者 別荘も“クスリの屋敷”だった…

[ 2009年8月14日 06:00 ]

酒井法子容疑者と夫・高相祐一容疑者が出入りしていた千葉・勝浦の別荘

 覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで女優酒井法子容疑者(38)と夫の高相祐一容疑者(41)が逮捕された事件で、2人が出入りしていた千葉県勝浦市内の別荘からも覚せい剤が見つかった。警視庁は、誰のものなのか慎重に調べている。酒井容疑者の毛髪数十本の鑑定も進めており、立件に全力を挙げる。

 覚せい剤が新たに見つかった別荘は、勝浦市の部原(へばら)海岸から国道をはさんで約50メートル。警視庁が先週末から家宅捜索していた。押収した量など詳しい情報は明らかにされていない。
 関係者によると、5年ほど前に賃貸契約した平屋の一戸建てで、1カ月の家賃は10万円。ピンク色の建物の横には、物置とみられる小屋もあり、壁には黒いスプレーで「MAGIC」と書かれている。庭の畑ではトウモロコシとインゲンを栽培。高相容疑者は複数の知人と共同で借りているとの情報もある。
 週末に付近を訪れる千葉市の男性サーファーは「まさか芸能人が使っているとは思わなかった。いつも変なニオイがしてきて“クスリやってんじゃないか”って噂にはなっていた」と話す。近所の住民も「いつも雨戸が閉まっていて薄気味悪かった」と証言した。
 契約当初は長男(10)を含む家族3人で訪れ、サーフィンを楽しむ夫婦の姿も目撃されていた。しかし、完全に別居状態になった2、3年前からは「のりピー(酒井容疑者)と子供の2人だけ。もしくはだんな(高相容疑者)とサーフィン仲間という組み合わせだった。夫婦一緒の姿は全く見なくなった」(近所の住民)という。高相容疑者が、酒井容疑者とは別の女性と一緒にいることもあったといい、ゴミの出し方をめぐり、付近の住民から注意されていた。
 今年春から最近までは「夫婦以外の人たち2、3人が出入りしていたのを見た」との目撃証言もある。警視庁では、高相容疑者のサーファー仲間を含め、覚せい剤が別荘に出入りしていた誰のものなのか、両容疑者を追及しながら調べている。
 また、酒井容疑者の留置施設での様子が明らかになってきた。化粧ができないため素顔のまま過ごしており、取り調べには落ち着いているものの、留置場ではひとり涙を流しているという。
 調べには「夫に吸い方を教わった。夫は数年前から頻繁に覚せい剤をやっていた」と供述。
 高相容疑者は「別居してからも妻の自宅(東京・青山)で2人で使っていた。自分が作って、一緒に吸っていた」と話し、離婚の危機にあっても“一つ屋根の下”にいる時は薬で結ばれていた夫婦関係を明かした。

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2009年8月14日のニュース