最期は老人ホームで…山城新伍さん死去

[ 2009年8月14日 08:02 ]

死去した山城新伍さん

 テレビのバラエティー番組司会者や映画「仁義なき戦い」シリーズなどで活躍した俳優の山城新伍(やましろ・しんご、本名渡辺安治=わたなべ・やすじ)さんが12日午後3時16分、誤嚥性肺炎のため東京都町田市の特別養護老人ホームで死去したことが、14日分かった。70歳。京都市出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は弟鎮雄(しずお)氏。

 1957年にニューフェースとして東映に入社し、60年には子供向けテレビドラマ「白馬童子」で主演し人気者になった。時代劇に数多く出演した後、「不良番長」シリーズや「仁義なき戦い」シリーズなどで活躍した。

 75年には深夜バラエティー番組「独占!男の時間」の司会者として新境地を開き、「新伍のお待ちどおさま」などの軽妙で辛口なトークがお茶の間の人気を集めた。「アイ・アイゲーム」で使った「チョメチョメ」という表現は流行語にもなった。

 NHKの連続テレビ小説「おはようさん」や「桃太郎侍」など多くのテレビドラマに出演。川谷拓三さんと共演したインスタントめんのCMで親しまれた。映画監督にも挑戦し「やくざ道入門」などの作品がある。

 東映同期入社の俳優花園ひろみさんと結婚、離婚を繰り返して話題になった。最近は糖尿病を患い、特別養護老人ホームに入所していた。

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2009年8月14日のニュース