戸田恵子、性同一性障害に挑戦「一人の女性として…」

[ 2009年8月14日 16:51 ]

 性同一性障害を抱えた母親を戸田恵子が演じるWOWOWの連続ドラマ「ママは昔パパだった」(23日午後10時スタート、全6話)の制作記者会見が14日、東京都内で開かれ、戸田や吉田栄作、脚本の大石静さんらが出席した。

 主人公の小谷仁美は小学生の息子2人を持つ母親。昔は父親だったが性同一性障害を抱え、妻と離婚。性別適合手術を受けて改名したが、2004年施行の性同一性障害特例法には、戸籍上の性別変更の要件に「子がいないこと」があるため「男」のまま。周囲から息子も含めて中傷や差別を受けた仁美は、法改正に向け立ち上がる。
 仁美のモデルは岐阜県在住の水野淳子さん。特例法の要件は昨年6月、「未成年の子がいないこと」に緩和された。
 戸田は「最初は尻込みしていましたが、水野さんにお会いしたら本当に普通の女性で、一人の女性として演じればいいんだなと確実に分かりました」と語った。

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2009年8月14日のニュース