ベネチア映画祭 塚本監督作品をコンペ選出

[ 2009年7月30日 20:11 ]

 9月2日からイタリアで開催される第66回ベネチア国際映画祭の事務局は30日、最高賞「金獅子賞」などの対象となるコンペティション部門の出品作に、塚本晋也監督の「TETSUO THE BULLET MAN」を含む計23本を選んだと発表した。

 特別招待作品としてりんたろう監督の日仏合作アニメ「よなよなペンギン」を上映。来年生誕100年を迎える黒沢明監督の偉業を称えてシンポジウムも開催される。
 同映画祭は世界3大映画祭の一つとされ、主要各賞は最終日の9月12日に発表。審査員長は台湾出身の映画監督アン・リー氏。
 「TETSUO―」は、1989年の塚本監督の代表作「鉄男」を基に、米国人男性が主演、全編英語で製作し直したアクションスリラー。塚本監督が脚本、出演など7役を務めている。
 同映画祭では過去に、黒沢監督の「羅生門」や北野武監督「HANA―BI」などが最高賞を受賞している。(共同)

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2009年7月30日のニュース