カンヌで功労賞 河瀬監督「世界に残る映画作る」

[ 2009年5月15日 10:01 ]

 開催中の第62回カンヌ国際映画祭の関連部門「監督週間」で14日夜(日本時間15日未明)、日本の河瀬直美監督に功労賞「金の馬車賞」が贈られた。

 授賞式で河瀬監督は、馬車をかたどったトロフィーを王冠に見立て、頭の上に掲げて喜びを表現。「今晩は賞に酔いしれますが、明日からは映画作りの初心者に戻って、この世界に残る映画を作っていこうと思います」と話した。
 式に先立ち河瀬監督の作品「火垂」の再編集版が上映された。
 金の馬車賞は、フランス映画監督協会が2002年に創設し、日本人監督の受賞は初めて。
 河瀬監督は1997年の同映画祭で新人賞、07年には「殯の森」で審査員特別大賞「グランプリ」を受賞している。(共同)

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2009年5月15日のニュース