吉田栄作 14年ぶりCDは、あの名曲

[ 2009年5月15日 06:00 ]

吉田栄作のレコーディング風景

 俳優で歌手の吉田栄作(40)がデビュー20周年を記念して、14年ぶりにCDをリリースする。8月5日に1990年のヒット曲「心の旅」を新たに録音したシングルと、ファン投票で選曲するベストアルバムを同時発売。最近は映画、ドラマなど俳優としての活躍が目覚ましいが、今冬にはライブツアーも計画中。節目を迎えて、歌手として本格復帰する。

吉田栄作公式ホームページ

 89年に歌手デビューし、「心の旅」を40万枚、「NOA」名義で仙道敦子(39)とデュエットした「今を抱きしめて」(93年)を80万枚ヒットさせた実績を持つ吉田。95年に俳優修業のため、芸能活動を一時休止し渡米し、復帰後は俳優に専念していただけに、ファン待望のリリースとなる。

 14年ぶりのCDは「チューリップ」の「心の旅」を再カバーしたシングルと、ベスト盤の2枚。ベスト盤は15曲を収録予定で、デビュー曲「どうにかなるさ~Chasing My Dream」(89年)「もしも君じゃなきゃ」(91年)などシングル19曲からファン投票で決定。当時のプロモーションビデオを収めたDVDが特典として付く。投票は15日から、公式ホームページで開始される。

 音楽の第一線から離れていたものの、普段から「息をするのと同じくらい歌が好き」と話しており、活動休止中も渡米先などで数十曲を制作。04年以降は、毎年8月に東京・表参道のライブハウスでコンサートを行うなど、音楽に対する思い入れは相当なもの。今回のCD制作のきっかけもコンサート。20代30代の男性が吉田の歌に共感し涙するのに触れ「音楽への炎が決して消えていなかったことに、あらためて気づきました。もう一度立ち上がろうと思っています」と再始動を決意した。

 レコーディングは今月初め。ファンからの要望が最もあった「心の旅」を歌い上げ、「いい意味で、20代の熱っぽさが抜けた大人の歌になった」と音楽関係者をうならせる仕上がり。吉田は「19年という時を経た“心の旅”を聴いてください」と話している。

続きを表示

2009年5月15日のニュース