高校2年の孝行女王!ミス日本GPは宮田麻里乃さん

[ 2009年1月27日 06:00 ]

<2009年度ミス日本グランプリ決定コンテスト>ミス日本グランプリを受賞した宮田麻里乃さん

 日本人女性にふさわしい心と健康的で美しい身体を競う「第41回2009年度ミス日本グランプリ決定コンテスト」(スポーツニッポン新聞社後援)が26日、東京・新宿の京王プラザホテルで開かれ、グランプリは都内の高校2年生の宮田麻里乃さん(17)に決まった。平成生まれでグランプリ獲得は初めて。宮田さんは、まだあどけなさの残る笑顔で、「この賞に恥じない女性になりたい」と抱負を語った。

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ミス日本グランプリ 宮田麻里乃さん

 ゴルフの石川遼(17)、テニスの錦織圭(19)、フィギュアスケートの浅田真央(18)らと同じ10代が、ミス日本に新風を吹かせた。高校生のグランプリ受賞は99年度の小松田有理さん以来で、10年ぶり4人目だ。
 「名前が呼ばれたとき、“まさか自分が”と思って」
 予想だにしなかった戴冠に頭の中は一瞬、パニック。壇上でのあいさつで「もう、今、あの、驚いてうまく声が出ないんですが…」と第一声。ゼーハーゼーハーと呼吸を整えながら、「私を選んでくださった方はきっと、これからに期待して選んでくださったと思います。だから、“この人を選んでよかったな”と思われる女性になっていきたい」と、絞り出すような声で話した。
 物心がついた時から、極度の人見知りだった。母親の薫さん(44)は「人と目を合わせることができない子でした。幼い頃は砂場で遊んでても、誰も寄せ付けないような雰囲気を出して、1人で遊んでて」と明かす。それを克服させようと、幼い頃から、ピアノ、水泳、ペン字、スケートなどありとあらゆる習い事を娘にさせた。さらに、中学受験や映画出演なども経験させた。
 ミス日本コンテストも薫さんが娘に内緒で応募。麻里乃さんは全く乗り気でなく、関東地区代表に決まった時点でも変わらなかったという。麻里乃さんは「関東地区代表に選ばれたときの写真は、顔がブスッとしてる」と苦笑いしながら振り返る。
 ただ、きっかけを与えれば、思った以上の結果を残すのが麻里乃さん。中学受験は志望校に合格し、映画では07年公開の「スプリング☆デイズ」で主演。今回のコンテストでも勉強会を通じてぐんぐんと成長し、最高の結果を出した。薫さんは「本番に強い子だって、つくづく思います」と最大の親孝行に目を細めた。
 麻里乃さんに、「人見知りはもう大丈夫?」と質問すると、「人の目を見て話すのは今でも苦手。でも、30%くらいは“チェンジ”できたかな」とはにかんだ。将来の目標は、政治や経済のジャーナリスト。17歳の未来は無限に広がっている。

 

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2009年1月27日のニュース