海老沢NHK元会長の退職金を減額支給か

[ 2008年11月20日 06:00 ]

 NHKが、一連の不祥事を理由に05年に引責辞任した海老沢勝二元会長(74)に対して、凍結していた退職金を一部減額するなどして支払う方向で検討している。経営委員会に提案し、年内にも議決を得たい考えだ。19日に定例会見を行った日向英実放送総局長は「凍結という形になっており、どこかで判断が必要。何らかの結論をそろそろ出さなければと個人的には思う」と話した。

 支払いを検討しているのは、海老沢元会長とともに辞任した関根昭義元専務理事や、今年1月に記者らのインサイダー取引問題で引責辞任した橋本元一前会長ら。海老沢元会長の退職金をめぐっては無期限で支給を凍結しているが、関係者には1億円を超えるとみられる退職金を「支払うべきではない」とする厳しい声もある一方で、不祥事以外の功績を評価する意見もあったという。

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2008年11月20日のニュース