蜷川氏が若手俳優募集　さいたま芸術劇場に出演も

　演出家蜷川幸雄氏が芸術監督を務める埼玉県芸術文化振興財団は２０日、１８歳から３０歳までの男女を募集し、舞台俳優を育てるプロジェクトを始めると発表した。

　募集期間は１２月２４日から来年１月１０日。蜷川氏がオーディションし、合格者は来年秋、財団が運営する彩の国さいたま芸術劇場の上演作品に出演する。同劇場は主役級から脇役まで「いい人材であれば何人でもとりたい」としている。
　蜷川氏は、今年夏に上演した音楽劇「ガラスの仮面」のヒロイン公募で多くの若者と出会い「これからの演劇界に必要な若手の発掘、育成は公共劇場としての使命」と考えたという。問い合わせは同劇場、電話[phone]。