小室容疑者の釈放申請に慎重「高額で大変」

[ 2008年11月20日 06:00 ]

 著作権譲渡をめぐる5億円の詐欺事件で大阪地検特捜部に逮捕された音楽プロデューサーの小室哲哉容疑者(49)の弁護士が19日、保釈の申請について慎重な姿勢を示した。

 弁護士は同日、大阪拘置所で拘置中の小室容疑者に接見。その後、報道陣に「蹴られることが分かっていて出すのも、みっともない。通らない保釈請求はやりたくない」と述べた。一方で、拘置期限が切れる24日にも起訴された場合、当日に申請する可能性については「先の話だし具体的には決めていない」とした。
 保釈の場合、被告人は裁判所に保釈保証金を納付する。金額は被告人の資産や性格などを考慮して算出される。法曹関係者によると、小室容疑者の場合は推定2000万~3000万円という。小室容疑者には10億円を超える借金があるとされる。弁護士も「もし本当に出られるんなら、お金をかき集めたらどうですか、という話はするでしょうけど、高額なので大変だよね」と話した。
 この日の様子については「健康に支障があるようには見えない。女々しい人ではないし穏やかですよ。ひげとかもそってるんじゃないですか。できる範囲できれいにしている」とし、小室容疑者は「きちんと裁判をやりたい。しっかり問題を解決したい」と話しているという。

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2008年11月20日のニュース