親の死目に会えず…中村獅童の実父が死去

[ 2008年10月16日 06:00 ]

 歌舞伎俳優の中村獅童(36)の父で元映画プロデューサーの小川三喜雄(おがわ・みきお)さんが11日午前4時55分、胃がんのため東京都内の自宅で死去した。78歳だった。通夜は16日午後6時、葬儀・告別式は17日正午から、いずれも東京都港区南青山2の26の38、梅窓院観音堂=(電)03(3404)8447=で行う。喪主は長男の小川幹弘(みきひろ、獅童)さん。

 獅童は大阪・梅田芸術劇場で5日から上演中の主演の舞台「黒部の太陽」出演中で、父の最期をみとることができなかった。11日以降の公演も休むことなく、気丈に務めていた。最後に顔を合わせたのは9月末だという。16日は休演日で、通夜終了後に心境を語る予定。
 小川さんは、初代中村獅童として歌舞伎俳優の道を進んだが幼くして引退。その後、東映に入社し、映画プロデューサーとして活動した。故萬屋錦之介さん、中村嘉葎雄(70)は小川さんの弟に当たる。

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2008年10月16日のニュース