谷村新司 マキノ雅彦新作映画に主題歌

[ 2008年10月16日 06:00 ]

「夢になりたい」のレコーディングに臨んだ谷村新司(左)と出演者たち。右端がマキノ雅彦監督

 マキノ雅彦(津川雅彦)監督(68)のメガホン第3作「旭山動物園物語~ペンギンが空をとぶ」の主題歌を谷村新司(59)がプレゼントした。「夢になりたい」という曲で、劇中では谷村自身が歌うバージョンと、主演の西田敏行(60)の歌唱に長門裕之(74)や岸部一徳(61)ら共演者がコーラスをかぶせる2パターンが登場する。

 同曲は「アメリカ映画から多くを学んできた役者達はハリウッドに感謝しようじゃないか」とマキノ監督が音頭をとって90年に結成した「サンクスの会」のために、谷村が作詞・作曲。5日に急逝した緒形拳さんや西田も参加していたが、当時はCDにならなかった。
 谷村は「“みんなが元気になってほしい”という思いを込めて作った。今だからこそ必要な曲」と強調。西田も「元気がわいてくる歌。多くの人が口ずさんでくれるといいなあ」と期待した。マキノ監督によれば、映画には緒形さんも出演予定だったが、スケジュールが合わず断念。しかし、いち早く見てくれたそうで「よかったよとお墨付きをくれた」と唯一無二の友にヒットを誓った。来年2月7日公開。

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2008年10月16日のニュース