A・ジョリーもビックリ!?「ウォンテッド」無断配信

[ 2008年9月18日 19:07 ]

映画「ウォンテッド」のポスター(手前)。日本公開前に日本語の字幕付きでインターネット上に無断で配信された

 日本公開前の映画がファイル交換ソフト「ウィニー」を通じてインターネット上に無断配信された著作権法違反事件で、逮捕された無職平田一志容疑者(33)が、ほかに約2年前から少なくとも26本の映画を無断配信した疑いがあることが18日、京都府警の調べで分かった。

 府警ハイテク犯罪対策室によると、約2年前から、「ロッキー・ザ・ファイナル」や「オーシャンズ13」などの人気作品に自ら字幕を付け、いずれも日本公開前に配信していたとみられる。
 映画に無断で字幕を付ける人はネット上で「字幕職人」と呼ばれ、中でも平田容疑者の字幕は評価が高かったという。府警はネット上での評価が違法な配信を続ける動機となった可能性もあるとみて動機を捜査する。
 日本国際映画著作権協会によると、平田容疑者はネット上で「tikal」と名乗り、「字幕神」と呼ばれていた。
 調べでは、平田容疑者は今年7月上旬、ウィニーを通じ、ハリウッド映画「ウォンテッド」をネット上から不特定多数がダウンロードできる状態にし、米国の映画会社の著作権を侵害した疑い。
 海外の映画館で盗撮された映画などを、ファイル交換ソフトを使ってネット上で入手。日本語の字幕は、別のホームページで手に入れたスペイン語などの字幕から、翻訳ソフトを使って作成していたという。

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2008年9月18日のニュース