×

堤聖也「経験の差を感じた」ドネアに大逆転判定勝ちも「やっぱ強えな…」今後は「レジェンド」井岡戦も視野

[ 2025年12月17日 22:40 ]

WBA世界バンタム級タイトルマッチ   王者・堤聖也(角海老宝石)<12回戦>暫定王者 ノニト・ドネア(フィリピン) ( 2025年12月17日    東京・両国国技館 )

<WBA世界バンタム級タイトルマッチ>試合後、「重岡銀次朗」「重岡優大」の名前を刺繍したスカジャン風コスチュームで会見に臨む堤(撮影・河野 光希)
Photo By スポニチ

 WBA世界バンタム級王者の堤聖也(29=角海老宝石)が団体内王座統一戦で同級暫定王者ノニト・ドネア(43=フィリピン)を死闘12回判定2―1で破り、2度目の防衛に成功した。目の手術により約10カ月ぶりとなったリングで暫定王座を吸収し、プロデビューから16戦無敗(13勝3分け)とした。

 鼻に2枚の絆創膏を貼って会見場に現れた堤は「かなり苦戦したなと。向こうが休んでいる時、たぶん“行けよ”とみんな思っている時間があったと思うけど、行かせてくれない。経験の差を感じた。いい経験になりました」と勝者とは思えぬ言葉を口にした。

 試合中の感情を問われたチャンピオンは「試合している時は勝つか負けるかなので、やっぱ強えな…ぐらいの感じで。やってる最中に楽しむ感触なかった。(パンチを)もらうと危ない…だから後半向こうが休んでいる時になかなか(反撃に)行けない。(パンチ?)ヤバかったっす。僕が行けなくなってますからね…僕が(前に)行けないってなかなかだと思うんですよ」と素直な思いを明かした。

 それでも、伝説の43歳に打ち勝った。次なる目標は「やっぱり目標は統一になってくるんで。そっちのチャンスがあれば行きたいのもそうだし、スーパーフライ級からレジェンド(井岡)がバンタムに上げてきて…統一選が決まらなかったそっちの挑戦を受けたい。試合の内容が内容なので大きいことは言えないけど」と井岡戦も視野に。改めて傷だらけの顔について質問が及ぶと「(鼻は)折れてますね、これは。人間の正しい鼻(の形を)していない。4回(のパンチ)じゃない。どこかのタインミングで空気の入り方が悪かったので“折れてるな”と思いながら。4回のアッパーの後…5、6回のどこかで折れてるぞと」と苦笑い。「仕方ないよね、折れちゃったんで。(ジャブを鼻に)浴びてました。気にしても良くならないので。目の時もそう。気にしても治るわけじゃないので。折れたなという感じでしたね。嫌だなと思いましたけど、そいう感情は無視しました」とドネアに無心で挑んだ激闘12回判定勝利だった。

 ◇堤 聖也(つつみ・せいや)1995年(平7)12月24日生まれ、熊本市出身の29歳。中2でボクシングを始め、九州学院高では高校選抜で優勝。平成国際大を経て、18年にプロデビュー。22年6月に日本バンタム級王座を獲得し、4度の防衛に成功。23年12月、井上尚弥の4団体統一を記念して開催された同級タイトルマッチ「モンスタートーナメント」で優勝した。24年10月13日、井上拓真を12回判定で破り初の世界王座を獲得。身長1メートル66、リーチ1メートル64のスイッチヒッター。

続きを表示

この記事のフォト

「井上尚弥」特集記事

「中谷潤人」特集記事

格闘技の2025年12月17日のニュース