×

世界5階級制覇レジェンド「リングに戻りたいが今は…」 激闘終えてドネアが包帯姿で会見に「タフだった」

[ 2025年12月17日 22:32 ]

WBA世界バンタム級タイトルマッチ   正規王者・堤聖也(角海老宝石)<12回戦>暫定王者 ノニト・ドネア(フィリピン) ( 2025年12月17日    東京・両国国技館 )

試合後の会見で手の状態を見せるドネア(撮影・河野 光希)
Photo By スポニチ

 WBA世界バンタム級暫定王者ノニト・ドネア(43=フィリピン)が団体内王座統一戦でWBA世界バンタム級王者の堤聖也(29=角海老宝石)にスプリット判定負け。世界5階級制覇の“レジェンド”はWBAバンタム級統一を逃した。

 「リングに戻りたい気持ちもあるが、今は家族とリラックスしたい」

 世界5階級制覇の“レジェンド”は日本の地で激闘の末に散った。序盤から冷静に戦いながら“伝家の宝刀”である左フックを振っていくドネア。2R終盤に堤に当たると会場からどよめきが起こった。4R終了間際に右のショートが堤の顔面を捉えて、グラつかせた。5Rも強烈なパンチが何発も浴びせて、一気に流れを掴んだ。6Rにも左フックの動きを止める場面もあった。

 しかし流れが変わり始めた。7R以降は堤の接近戦に苦戦。10Rにはロープを背負って、グラつく場面もあった。12Rにもグラついて、グローブがリングに着きそうになる場面があったが12ラウンドを戦い抜いた。

 試合直後に堤と健闘を称えて、四方にあいさつした。判定は1人のジャッジが116―112でドネア、2人のジャッジが115―113、117―111と堤。後半逆転を許す形となる判定1―2のスプリット判定負けを喫した。

 試合後、頭に包帯を巻いて会見場に現れたドネア。「全てを出し切って戦った。勝ってもおかしくなかったけど、堤チャンピオンに“おめでとう”を言いたい。自分のパフォーマンスにも誇りを持っている」と総括した。

 堤の印象については「とてもタフな相手だった」と言及。4Rには堤をグラつかせる場面もあった。「信じていたパンチ、ジャブが効いていたと思うし、戦略も生きていたと思う。でも彼は倒れなかった 彼のタフさが勝利につながったと思う」と語り、「タフなのは想定していた。しっかり考えていたけど、タフさに敬意を持ちながら自分のいいように試合を展開できればよかったが、タフというよりも粘り強さが堤の強さと思う」と相手を称えた。

 そして「堤の良いパンチもいくつかあったが、自分の方が2ラウンドは少なくとも取っていたと思うが、言っても後悔しても仕方がない」と判定についてもコメントを残した。

 頭の包帯は「ケガじゃない。カットしたけど縫合していないので包帯を巻いているだけ」と説明した。

 今後については「リングに戻りたい気持ちもあるが、今は家族とリラックスしたい。もちろん日本でも試合がしたい。すべてにおいて決断下すのは、女王である彼女(レイチェル夫人)なので、歴史作りたいとかじゃなく、心から楽しいリングに上がっている。喜びを大事にしたい」と語った。

続きを表示

この記事のフォト

「井上尚弥」特集記事

「中谷潤人」特集記事

格闘技の2025年12月17日のニュース