×

堤聖也「判定を聞く時は怖かった。スプリットはプロ初めてなので」リング上で祈るポーズ「ホッと…」

[ 2025年12月17日 23:15 ]

WBA世界バンタム級タイトルマッチ   王者・堤聖也(角海老宝石)<12回戦>暫定王者 ノニト・ドネア(フィリピン) ( 2025年12月17日    東京・両国国技館 )

<WBA世界バンタム級タイトルマッチ>判定を待つ際に祈る堤。右はドネア(撮影・河野 光希)
Photo By スポニチ

 WBA世界バンタム級王者の堤聖也(29=角海老宝石)が団体内王座統一戦で同級暫定王者ノニト・ドネア(43=フィリピン)を死闘12回判定2―1で破り、2度目の防衛に成功した。目の手術により約10カ月ぶりとなったリングで暫定王座を吸収し、プロデビューから16戦無敗(13勝3分け)とした。

 第5ラウンドまでは完全にドネアのペースだった。だが第6R終盤に強烈な右を叩きこむと流れは一変。最終ラウンドはドネアも経験値の高さを見せ明らかにポイントを取りに来た。だが、迎え撃った堤はダウン寸前にまで追い込み壮絶な12Rを終えた。

 判定を待つ心境を問われ「体感的に後半取れている印象あったけど、取れているはずなのにポイントが(相手に)行ったようなラウンドもあった、後半はポイントを考えないでやろうと。判定を聞く時は怖かった。スプリットはプロ初めてなので」とリング上で勝利のアピールをするドネアの横で祈るポーズを見せた際のことを振り返った。

 「とにかく終わってホッとしている安心感の方が強い。反省点多い試合。苦手のボクサーに競り勝てたのは今後の自信になるのかと思うけど、ボクシングが詳しくない人は“圧勝しないと”と思ってるだろうし、チャンピオンの価値が上がったかというと分からない。堤は強いかと言われると疑問符が付くので、もっと修正できるところあるかと思います」。最後まで堤らしく素直な言葉を口にしたが、伝説の5階級覇者・ドネアに勝利し、16戦13勝3分けと無敗を守った堤は、間違いなくチャンピオンだった。

 ◇堤 聖也(つつみ・せいや)1995年(平7)12月24日生まれ、熊本市出身の29歳。中2でボクシングを始め、九州学院高では高校選抜で優勝。平成国際大を経て、18年にプロデビュー。22年6月に日本バンタム級王座を獲得し、4度の防衛に成功。23年12月、井上尚弥の4団体統一を記念して開催された同級タイトルマッチ「モンスタートーナメント」で優勝した。24年10月13日、井上拓真を12回判定で破り初の世界王座を獲得。身長1メートル66、リーチ1メートル64のスイッチヒッター。

続きを表示

この記事のフォト

「井上尚弥」特集記事

「中谷潤人」特集記事

格闘技の2025年12月17日のニュース