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高見亨介 帝拳悲願の王座統一果たす! “三度目の正直”へ「倒し切って勝ちたい」

[ 2025年12月17日 05:00 ]

WBA&WBO世界ライトフライ級王座統一戦   WBA王者・高見亨介《12回戦》WBO王者レネ・サンティアゴ ( 2025年12月17日    両国国技館 )

<トリプル世界戦計量>計量パスした高見(左)とサンティアゴ(撮影・島崎忠彦)
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 トリプル世界戦の前日計量が16日、都内のホテルで行われ、WBA世界ライトフライ級王者・高見亨介はリミットを100グラム下回る48・8キロで一発クリアした。WBO王者サンティアゴに勝利すれば帝拳ジム初の王座統一に成功。これまで2度挑戦し、いずれも涙をのんできたジムの威信を懸け、“三度目の正直”を果たす。WBA団体内王座統一戦に臨む堤聖也はドネア戦を「準決勝」と表現し、通過点と強調した。

 計量後のフェースオフ。高見はグイッと踏み込んできたサンティアゴを左手で制すと、2歩下がってから約12秒顔を突き合わせた。「対応する余裕がなかった。今はやめてよ、もういいよと(笑い)」。前日から約2キロの体重を落とした疲労と解放された安堵(あんど)感から、にらみ合う気力は残っていなかったが「やり切りました」と息をついた。

 毎試合、約10キロの減量苦がつきまとうが、幼少期から親交がある格闘家・平本蓮の助言で乗り越えた。「減量に対する知識が凄い豊富」とカロリーを取りながら体重を落とす減量法を伝授され、前日はチョコレートアイスを食べながら体重調整。「半信半疑だったがスムーズにいった」と笑顔で感謝。万全の調整で決戦に備えた。

 ベルト統一に成功すれば、名門・帝拳ジムでは初の統一王者となる。これまで西岡利晃、村田諒太が成し遂げられなかった快挙達成へ「さらに気合が入る。しっかりといい内容で倒し切って勝ちたい」と意気込んだ。

 この日のフェースオフでは威勢が良かったサンティアゴには「試合もあんな感じできてくれたらいいのに」とニヤリ。今年3月、逃げ回るようなスタイルで同門の岩田から王座を奪取した王者を“挑発”する余裕もあった23歳。ジムの威信も背負い、宣言通りの“4回KO”を狙う。

 ≪失敗→引退≫帝拳ジム所属の日本人世界王者はこれまで2度の王座統一戦に挑戦。12年10月にWBC世界スーパーバンタム級名誉王者・西岡がWBO同級王者ドネアと対戦し、2度のダウンを奪われて9回TKO負け。22年4月にはWBA世界ミドル級スーパー王者・村田が、IBF同級王者ゴロフキンに9回TKO負け。両者はともに統一戦を最後に現役を引退した。

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