森武蔵 WBOAP王座V2果たし来年は「世界へ」

[ 2019年12月8日 21:58 ]

プロボクシング WBOアジアパシフィック・フェザー級タイトルマッチ12回戦   ○王者・森武蔵12回判定 同スーパーバンタム級7位・水野拓哉● ( 2019年12月8日    エディオンアリーナ大阪第2競技場 )

勝利後のリングでポーズを決める(左から)トレーナーのイスマエル・サラス、薬師寺保栄会長、森武蔵
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 中部地域のホープ、森武蔵(20=薬師寺)が水野拓哉(24=松田)に快勝し、2度目の防衛に成功した。序盤から右ジャブを上下に散らし、左右ボディーから左ストレートにつなげるなど手堅い攻めでペースを掌握。時折、ノーモーションの右をもらうものの、攻め手を緩めなかった。3回から近い距離でパンチ交換する場面が増え、ここでも負けん気を示すようにボディーをからめて攻め続けた。10回にはカウンターの左ストレートでダウンを奪い、勝利を決定的なものにした。ジャッジは3、5、7点差で全て王者を支持した。

 本人は「もっと、きれいな試合で勝ちたかった」と多少の不満を持つものの「(序盤から)ペースを握れたと思ったし、どんどん積極的な試合をしようと思った」と振り返る。中間距離で駆け引きする展開にならなくても、しっかり勝機をつかんだ。

 試合前の調整は、10月20日から米国ラスベガスで5週間の合宿を敢行。指導を仰ぐトレーナーのイスマエル・サラス氏の縁もあり、大みそかに防衛戦を控えるWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(30=Reason大貴)と一緒に傾斜地でロードワークするなど交流もあった。「(技術や心構えなど)いろいろ聞いて刺激を受けました」。他にも世界ランカーとのスパーリングなど得るものは多かったという。「もっと練習して、とんでもなく強くなりたい」と野望がふくらむ。

 今後について「周りから“まだ早い”とか言われるけど、来年はどこかで世界挑戦したい。中部では田中恒成選手がトップを走っている。ボクも追いついて、追い抜くぐらいに…ボクはやれると思っています」と真顔で言い切った。アジアパシフィック王座を保持していることでWBO世界ランクでも7位につけており、そう遠くない時期にチャンスは巡ってきそうだ。

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