関本賢太郎氏 阪神・ルーカスは初顔合わせの有利生かせなかった もっと緩急つければ変身可能

[ 2026年4月2日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神1―4DeNA ( 2026年4月1日    京セラドーム )

<神・D(2)>力投するルーカス(撮影・北條 貴史)
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 【関本賢太郎 視点】阪神は、DeNAの新助っ人左腕・コックスに6回1得点に抑えられた。昨年まで大の苦手としていた同じ助っ人左腕のケイが退団したのに、また新たな天敵出現か…。そう思われそうだが、一度の対戦だけで結論づけるのは早計だ。

 初顔合わせなら基本的には投手有利。先のWBCを見ていても各国、ほぼ初対戦の相手に対しては追い込まれる前にどんどんスイングしていったのが良い例だ。プロ野球では2度も3度もやられないよう対策や研究、分析がここから始まる。今はまだいろいろな情報を得る時期でもあるし、阪神ベンチは、まずクイックモーションは得意ではなさそうというのはインプットできたはず。投球モーションが始まって捕手のミットに収まるまで「1・1~1・2秒まで」が合格ラインと言われるがコックスは「1・3秒以上」もかかっていた。この日は、そこを突いたり仕掛けたりする場面はなかったし、あえて隠しておいたのだろう。昨年のCSで近本がDeNAの東から三盗を決めて攻略したように、今後のここ一番に取り置いているようにも見える。

 逆に、阪神のルーカスは初顔合わせをものにできなかった。緩急をつけられず、真っすぐもカットボールも球速10キロ以内の幅だったので、同じタイミングで合わされていた。捕手の伏見が決め球に隠しておいたスイーパーも苦し紛れに要求しだしたが、制球が乱れ有効にはならなかった。真っすぐも含めて一つ、一つの球種は決して悪い球ではないだけに、球速の違うスイーパーをうまく織り交ぜることができれば次回登板で違う姿を見せられる可能性はある。

 開幕戦の巨人・竹丸のように各球団は今後も初ものを阪神に積極的にぶつけてくると予想される。同じ相手に何度もやられるのか、リベンジするのかに、注目したい。(スポニチ本紙評論家)

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