CS新方式決定 ファイナルS進出球団「首位と10差以上」または「勝率5割未満」でアドバンテージ2勝

[ 2026年3月20日 05:30 ]

クライマックスシリーズ変更点
Photo By スポニチ

 日本野球機構(NPB)は19日、クライマックスシリーズ(CS)開催方式の変更を発表した。今季からファイナルステージ(S)進出チームが首位と10ゲーム差以上、もしくは勝率5割未満の場合、優勝球団のアドバンテージを従来の1勝から2勝に増やす。条件重複の場合も最大「2勝」とする。試合数確保のためアドバンテージ2勝の場合は7試合5戦先勝制で実施。リーグ優勝の価値を高めるための変革となる。

 今季から導入されるCSの開催方法が、最終決定した。NPBの中村勝彦事務局長は「リーグ優勝の重みがこれによってさらに尊重される。日本一の権威を毀損(きそん)しないことにつながる」と改革の意義を説明した。

 昨年、阪神が2位・DeNAに13ゲーム差をつけてセ・リーグ制覇。2位と10ゲーム差以上がつくケースはたびたびあった。さらに勝率5割未満でのCS進出もまれにあり、変革を求める声は多かった。

 新制度ではファイナルSのアドバンテージを変更した。従来はレギュラーシーズン優勝球団は1勝を与えられ、4戦先勝の6試合制。新制度ではファイナルS進出球団が(1)首位と10ゲーム差以上、(2)勝率5割未満のいずれかの場合、アドバンテージがさらに1勝加わり2勝となり、5戦先勝の7試合制となる。条件が重複した場合でも3勝とはせず2勝とする。

 「上位との差が重要になってくる」と中村事務局長。勝率5割未満球団のCS出場は過去7度あり、日本シリーズ進出はゼロ。大差となったリーグ2、3位球団の日本シリーズ進出はより厳しくなる。一方で同事務局長は10年のロッテ、24年のDeNAが3位から日本一を達成したことについては「下克上を否定するものではない」とも説明した。

 新制度は1月の実行委員会で決定も、日本プロ野球選手会側が12球団の選手に了承を得る時間が必要だった。1月に広島の会沢前選手会長も「選手からもそういう意見は出ていた。僕は前向きな返答はできるんじゃないかと思う」と肯定的に話していたように、新CS制度が正式にスタートを切る。(青森 正宣)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2026年3月20日のニュース