ソフトバンク 野村勇が甲子園で再び“村上撃ち”攻守で存在感を示した

[ 2026年3月7日 06:00 ]

オープン戦   ソフトバンク0―5阪神 ( 2026年3月6日    甲子園 )

<神・ソ>初回、左前打を放つ野村(撮影・亀井 直樹)
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 ソフトバンクの野村勇内野手(29)が6日の阪神戦でオープン戦初となる「三塁」でスタメン出場した。打っては昨年の日本シリーズ第5戦で日本一を決める決勝弾を放った村上からの左前打を含むチーム唯一のマルチ安打。守りは6回に超美技を見せ、小久保監督は打球への反応は12球団トップクラスと評価した。三塁が定位置の栗原を「捕手」起用する超攻撃型への対応にも十分な選択肢となる。

 ホットコーナーで今春実戦初スタメンの野村は昨秋に続く“村上撃ち”など、聖地で攻守に暴れまくった。

 「甲子園は特別意識はないけど、いいイメージでできました」

 3番打者としての初回2死。カウント1―2から外寄り高めの143キロカットボールをバットの先で強引に左前へ運んだ。昨年10月30日の日本シリーズ第5戦で延長11回に阪神・村上から右翼に決勝ソロを放った。日本一を決めた一振りはまた、難敵を攻略した。

 6回1死一塁で石黒の内角高め直球を捉えた強烈なライナーは三塁手の新外国人ディベイニーの失策を誘う。5点を追う8回1死では桐敷の外角直球を左前へ。チーム唯一のマルチ安打と零封負けの中、光りを放った。

 「しっかりと打つべき球にスイングをかけられました。目とゾーンがしっかりと合っていた」と野村は手応えあり。3日のヤクルト戦以来2度目の複数安打に小久保監督も「いいと思いますよ。しっかりと低めの見極めもしているし、サードライナーも内容は良かった」と称えていた。

 今季、オープン戦のスタメンは二塁、遊撃のみ。先発では初だった三塁でNPB最高峰の俊敏性を見せる。6回無死、中野の三塁線の強い打球をショートバウンドで捕球し、一塁にノーバウンド送球。快足の走者をアウトにしてみせた。「(三塁は)難しいですし、どうやって捕ったのか。入ってくれて良かった」と苦笑いした。

 5日のヤクルト戦は「超攻撃型」と小久保監督が評する「捕手・栗原」がテストされたばかり。5回に三塁から捕手へ回った。その際の三塁を野村にする策が指揮官にはある。「サードは守備固めを(野村に)持っていく展開になってくれば、そのオプションもある。サード守備の(打球への)反応は12球団でもトップクラスだと思う」と信頼は厚い。

 それでも野村は「本当はショートがいいんですけど…」と定位置獲りを切望する。狙うは遊撃での開幕スタメン。ただ、周囲の期待はその希望を簡単に許してくれなさそうだ。 (井上 満夫)

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