SUBARU・横瀬辰樹が主将に就任 悲願の2大大会優勝へ「最後まで何かをやり抜く力を身につける」

[ 2026年1月17日 08:00 ]

SUBARUの横瀬辰樹
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 社会人野球のSUBARU・横瀬辰樹内野手(25)が、今季から主将に就任した。チームは昨年の都市対抗野球大会で11年ぶりに8強に進出。さらなる躍進を遂げるべく、2大大会優勝に照準を定めた。

 「まずは第1代表で(都市対抗予選の)北関東を獲る。その上で、昨年の都市対抗でベスト8に入れたことで“自分たちはまだやれる”という気持ちになれた。これまでよりも明確に、日本一を目標にしてやっています」

 悲願の都市対抗初Vは、決して夢物語ではない。昨年の北関東予選は7年ぶりに第1代表で突破。本戦でも東京ガス、日本製鉄鹿島を下し、準々決勝でヤマハに1点差で敗れた。秋の日本選手権は初戦敗退に終わったものの、準優勝した日本生命に4―5で惜敗。攻撃力を増した打線と投手陣が本来の力を発揮すれば、頂点は手の届くところにある。

 「ヤマハさんや日本生命さんと戦ってみて、うちは大事なところでの一本であったり、守備の目に見えない細かなミスが結構あった。そういうものをなくさなければ勝てない」

 わずかに足りなかったピースを埋めていくための日々。横瀬新主将がナインに説き続けるのが「今年は最後まで何かをやり抜く力を身につける」という部分だ。漫然とキャッチボールを行うのではなく、その日ごとに目的を設定。グラウンドを訪れた来訪者には、全員が相手の目を見て大きな声で挨拶をする。紙一重の勝負が続く社会人野球にあって、大切なのはグラウンド内外での細かな部分の積み重ねと徹底力。新チーム結成時の所信表明で伝えた思いを、年間を通じて着実に浸透させていく。

 野球選手としての原点は、横浜隼人(神奈川)で過ごした3年間にある。名将・水谷哲也監督の薫陶を受け、最上級生時には主将も務めた。「試合に出る、出ないではなく、全ては人間性。いろんなところに目配り、気配りできる人になりなさい」。恩師からの言葉を今なお胸に刻む。東農大から入社した1年目の23年は遊撃の定位置を獲得したが、昨年、一昨年はベンチを温める機会が多かった。それでも下を向くことなく、チームを鼓舞し続けたのが他ならぬ横瀬。首脳陣からはリーダーシップだけではなく献身的な姿勢も評価され、入社4年目で大役を任されることとなった。

 「例えば練習の準備でも他人の行動を見つつ、自分にできることが他に何かないかを探す。そういう小さなところが、試合にもつながると思います。手塚キャプテンがつくってくれた良いチーを引き継ぎながら、今まで以上に全員が目の前の一球に向き合えるチームをつくっていきます」

 全ては日本一を勝ち取るために。利他の心も携えながら、SUBARUが一丸となる。  

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