ドラフト目玉の横浜154キロ右腕・織田翔希が「初投げ」で1回を3者連続三振!新球「中西カーブ」解禁

[ 2026年1月17日 17:13 ]

「中西カーブ」を投じる織田(撮影・柳内 遼平)
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 昨秋の関東大会で8強入りした横浜(神奈川)が17日、横浜市内のグラウンドで今年初の紅白戦を実施した。調整段階にあるため、3イニング制の特別ルールで行った。

 今秋ドラフト1位候補の最速154キロ右腕・織田翔希(2年)は先発し、1回を投げて3者連続で空振り三振を奪う快投。紫外線を防ぐサングラスの奥で眼光が鋭かった。先頭をカーブで空振り三振に斬ると、次打者は切れのある直球で空振り三振、最後は再びカーブで空振り三振。今秋の「ドラ1候補」が最高のスタートを切った。

 「バッターは実戦の球を打っていないのでこの結果は(シーズン中も同じようになるか)ちょっと分からないですけど、感覚としては悪くなかったです」

 空振りを奪える「中西カーブ」が切れ味抜群だった。昨秋までは主に直球、カーブ、チェンジアップの3球種を軸に投球を組み立てていた。ただ、カーブはあくまでタイミングを外すカウント球だった。織田は明治神宮大会に出場した青学大の試合映像を視聴した際、カーブで空振りを奪うエース右腕・中西聖輝投手(中日ドラフト1位指名)の姿が目に留まった。「このカーブは凄い。握りとかは全く分からないですけど、このカーブだなと思った」と習得を決めた。

 目指したのは大きく縦に弧を描くカーブではなく「奇麗に真っすぐ落ちて空振りを取れるカーブ」だ。リリースの時に「抜く」感覚から「リリースしたところがボールの最高到達点のイメージでそこから上に行かせず落としていく」と修正を施した。従来より球速が10キロ以上増したカーブは空振りを奪えるウイニングショットに進化。この日の結果が進化を物語っていた。

 実戦練習の少ない冬場も成長スピードを緩めない逸材。1月30日には大会連覇のかかる選抜出場校の発表が行われる。昨秋の関東大会は8強止まりだった横浜の選出は微妙な状況にある。それでも「今、何を考えても(選考は)変わらないし、自分たちはやるしかない。でも近づくにつれ、“とうとうか”という気持ちです」と表情を変えずに言った。(アマチュア野球担当キャップ・柳内 遼平)

 ◇織田 翔希(おだ・しょうき)2008年(平20)6月3日生まれ、北九州市出身の17歳。足立小1年から足立クラブで野球を始め、足立中では軟式野球部に所属。横浜では1年春からベンチ入り。50メートル走6秒7、遠投100メートル。好きな言葉は「感謝」。1メートル85、80キロ。右投げ右打ち。

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