若松勉氏が語った“怪童”中西太打撃コーチの名指導「相撲の親方と仲良かったんで」

[ 2026年1月17日 18:50 ]

若松勉氏
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 元ヤクルト監督の若松勉氏(78)が17日に放送されたニッポン放送「ショウアップナイター60周年 名球会ラジオ」(土曜後5・20)にゲスト出演。2人の恩師について語った。

 インタビュアーを務めた山田透アナウンサー(74)から番組恒例の質問「私、この人に頭が上がりません」について聞かれると「僕ね、2人いるんですよね」として、まずは2023年5月に亡くなった中西太さん(享年90)の名前を挙げた。

 現役時代に“怪童”と呼ばれ、現役引退後は名伯楽として数々の名打者を育て上げた中西さん。1970年ドラフト3位でヤクルト入りした若松氏にとっては入団当時の打撃コーチだ。

 「三原さんが監督で中西さんが打撃コーチ」と“三原マジック”で知られる三原脩監督(1984年に72歳で死去)の名前も挙げた若松氏は「しゃべるのもうまいし、バットを自分から振って。こういうふうに打つんだって感じでブンブンブンブン振ってましたからね。野球辞めてもこんだけ振れるんだ…っていうね」と指導者に転身後も豪快だった中西さんの熱血指導を懐かしんだ。

 そして、「あとから聞いた話ですけど、三原さんが“中西、あの小さな左バッターなんで一生懸命教えてんだ”って。そういう感じで三原さんが中西さんに言われたっていうんですよね」と若松氏。中西さんがその時「毎日しぶとくついてくるんだよ」と返したという話を後々耳にしたという。

 「中西さんはね、結構、相撲の親方と仲良かったんで。だから現役の時から下半身をよく鍛えるってことで。相撲から取ってきたすり足だとかしこだとかてっぽうだとか、そういうのを結構教えてもらいましたよね。すり足でいって(左打者の)僕だったら右足で止めて。それであとは下半身、左足の親指に力を入れて、前の膝に思い切ってぶつけるようなね、そういうすり足のバッティングを教えてくれたですよ」

 新人時代に受けたこの“中西理論”をものにした若松氏。身長168センチと小柄ながらセ・リーグ首位打者に2度輝くなどNPB通算2173安打を誇り、プロ19年間で打率3割超えが実に12回、通算打率.319という数字を残して“小さな大打者”と呼ばれるように。7年間指揮を執ったヤクルト監督時代には4度のAクラス入りを果たして日本一にも導くなど選手、監督として一時代を築いた。

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