飯田哲也氏 代打本塁打でヤクルト野村克也監督から“大胆”指令「そのまま入れって…」

[ 2026年1月16日 15:12 ]

野村監督に俊足を買われた飯田哲也氏は二塁転向でレギュラー獲るが…
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 ヤクルト黄金期のリードオフマン、飯田哲也氏(57)が、元巨人ヘッドコーチ・岡崎郁氏(64)のYouTube「アスリートアカデミア」に出演。捕手としてヤクルト入団も野村克也監督の就任で転機を迎える。

拓大紅陵 「チャンス紅陵」など応援メドレー

 拓大紅陵から1986年ドラフト4位でヤクルト入団。最初の2年間は捕手として2軍暮らし。

 転機は3年目オフに訪れた。

 ひとつは野村克也氏の監督就任。そして古田敦也氏の新入団だった。

 飯田氏は「ユマの(春季)キャンプでキャッチャーを集められて送球タイムなど測られた」と振り返った。そのタイムは古田氏に負けてはいなかった。

 ところが走塁練習中に野村監督に呼ばれ、「お前、何でキャッチャーやってんだ?」と聞かれた。

 捕手として入団したから当たり前と思っていたが、答えが見つからなかったという。

 オープン戦に入ると代走起用など捕手以外の起用が増えていった。プロ4年目の1990年シーズンは代走要員でベンチ入り。

 この年、二塁レギュラーだった笘篠賢治氏が極度の不振で、4月21日の広島戦で飯田氏が代打することになった。そして、このチャンスに本塁打を放つと、次の回から「そのまま入れ」と、二塁守備に就かされた。

 二塁など守ったこともない。ぶっつけ本番。グラブもないため、内野守備コーチから借りて出場。次の日から「1番・二塁」でスタメンになった。

 この野村監督の采配に岡崎氏は「裏付け、準備、準備のイメージだけど、大胆さもあるんだね」と驚きを隠さなかった。

 大抜てきされた飯田氏は、野村監督が足の速い選手をとりわけ好む理由を「捕手として足の速い人が一番嫌だったと言っていた」と明かした。

 結局、飯田氏はシーズン最後まで二塁を守り通した。「よし!セカンドのレギュラー獲った」と手応えを感じたが、翌年、野村監督から今度は「センターに行け!」と命じられる。

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