栗山英樹氏、殿堂入り 大学で二刀流、ドラフト外でヤクルト入団…プロ・アマの架け橋に

[ 2026年1月16日 05:00 ]

栗山英樹氏 野球殿堂入り

少年時代の栗山氏
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 野球殿堂博物館は15日、都内で今年の殿堂入りを発表した。競技者表彰のエキスパート部門では元日本ハム監督で、23年WBCで指揮官として侍ジャパンを世界一に導いた栗山英樹氏(64=日本ハムチーフ・ベースボール・オフィサー)が選ばれた。日本ハム監督時代にドジャース・大谷翔平投手(31)を「投打二刀流」として育成。世界的選手への道筋をつくった。

 【栗山氏の歩み】
 <少年時代>父・正彦さんが監督だった少年野球チーム「富士見スネークス」で厳しく鍛えられ、一時バレーボールに転向も、野球に戻り中3時にポニーリーグの日米大会で投手としてMVP。

 <高校、大学時代>創価では甲子園に出場できず、明大進学の話もあったが、教員を目指して東京学芸大へ。東京新大学リーグで二刀流として投手で25勝8敗、打者で打率・389を残した。

 <ヤクルト時代>ドラフト外で入団し2年目のオフにスイッチヒッターへ転向。89年にゴールデングラブ賞を獲得したが、メニエール病や故障もあり90年限りで現役引退。

 <キャスター時代>TBS、テレビ朝日などでキャスターを務める一方、母校・東京学芸大や白鴎大などで教壇に立ち、現在は白鴎大経営学部教授の肩書も持つ。

 <栗の樹ファーム>名前が同じで交流が始まった北海道栗山町に02年、天然芝の野球場を造り「栗の樹ファーム」を開場。映画「フィールド・オブ・ドリームス」の舞台を訪れたのがきっかけ。

 <プロ・アマの架け橋>現役プロ野球選手による球児を対象としたシンポジウム「夢の向こうに」の司会を務め、08年に日本高野連から元プロ野球選手による高校球児の直接取材を特例で認められテレビ朝日系「熱闘甲子園」のナビゲーターに就任した。

 <日本ハム監督就任>コーチ経験のないまま11年オフに監督就任。1年目の12年にリーグ優勝し、同年ドラフトでメジャー志望の大谷を単独1位指名。メジャーへの道しるべを示し入団に導き、二刀流がスタートした。

 <ディープインパクト>日本ハム監督5年目の16年。「勝負の世界で勝ちきるヒントが欲しい」と名馬ディープインパクトと対面。同年シーズンで最大11・5ゲーム差を大逆転し日本一。ディープインパクト並みの豪快な差し切りだった。

 <WBCで世界一>侍ジャパン監督を務めた23年WBCで大谷、ダルビッシュらをフル回転させ、決勝では8回からダルビッシュ―大谷の豪華リレーで米国を撃破した。

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