侍・井端監督「新」たなる挑戦! 再び世界の頂点へ「日本国民の皆さんに喜んでもらえるような試合を」

[ 2026年1月1日 05:00 ]

侍ジャパン・井端監督
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 侍ジャパン・井端弘和監督(50)が、集大成となる3月のWBCへ向け、新春インタビューに応じ誓いを立てた。今年のテーマを漢字1字で「新」に設定。23年10月に代表監督に就任し、指揮官としての苦悩やメンバー選考の難しさ、メジャー組の起用法などについて語り、スポニチ読者には直筆の年賀状を送った。(取材・構成=神田 佑)

 ――26年の野球界はWBCから幕開け。どんな一年にしたいか、漢字1字で表現するなら。

 「“新”です。新たに世界一に向けて、という気持ちで“新”という字にさせていただいた」

 ――改めてWBCへの意気込み。

 「前回大会は優勝していますし、また気持ちを新たに。おととしのプレミア12は決勝で負けてしまったというところで、また新たな気持ちで。“もう一回、世界一になる”と思って“新”という字にした」

 ――日本のファンにどんな野球を見せたいか。

 「野球ファンだけではなく、日本国民の皆さんに喜んでもらえるような試合を見せたい。やっている方としては目先の1勝を目標にやっていこうと思う」

 ――23年10月に代表監督に就任。苦しかったことは?

 「苦しいのは、ずっと苦しいですよね。選手選考に凄く悩んできた3年間かな、と思う。コーチの意見もあり、いろんなスタッフが本気で考えてくれた。凄く感謝している。WBCで花開けたらいいかなと思っている」

 ――サッカー日本代表と違い、野球の代表には活動に制限があるように感じる。

 「決まって“よし。大会だ”と思ってもケガをして…ということも多かった。誰をどうするか、かなり意見がぶつかった。それだけ一試合一試合全力でやっている成果なのかなとも思う。致し方ない点はたくさんあるが、ホッとする時がなかった。そういったところが一番苦労し、“うまくいかないな”と思った」

 ――代表監督に就いて良かったことは。

 「日本を代表する選手を率いることができる。なかなかできる経験ではない。そういったところは一番大きい」

 ――全ての大会でキャプテンを置いていないが。

 「みんなキャプテンシーがある。試合に出ている選手、出ていない選手問わず、一つの目的に向かっている。小、中学の日本代表では(キャプテンが)大事かなと思うが、トップチームではみんながやってくれる」

 ――侍ジャパンがオール海外組で編成される日が来るか。

 「来年とかを言っているわけじゃないよ(笑い)。こうやってちょっとずつ増えているということは、そういう日がいつか来るんじゃないかな、来てほしいな、とは思う」

 ――WBCで大リーガーの最多参加は09年の5人。前回23年は大谷、ダルビッシュ、吉田、ヌートバーの4人。今回は過去最多のドリームオーダーが予想される。起用法は。

 「向こう(メジャー)の球団に所属している選手に気を使って日本の選手を使わないということは、当然、一切ない」

 ――メジャー投手は、球数や所属球団からの制限がある。起用法は国内組と同じか。

 「呼んだ以上は、同じ投手と考えている。預かっている以上はフラットに考えている」

 ――メジャー組を中心に先発陣が充実。4枚が想定される先発はどう決めるか。

 「第2先発も、先発も一緒ですよ。先に投げるのか、途中からいくのかで、そこはあまり気にしていない。先発と第2先発のイニング数は同じくらいと考えている。第2先発も、先発としか思っていない」

 ――先発と第2先発で「8枚」を用意することになる。

 「球数的に言ったら最初は3、4回。そうなってくると、第2先発も非常に大事で、先発と同じように考えている。プレーボールから投げる難しさもあると思う。途中からいく投手は試合を見ながらつくっていく難しさもある。当然、メジャー選手にもお願いしていこうかなと思う」

 ――国内組を含めた救援投手の起用法は。

 「8、9回は5、6人でうまく回せる。最初に3連戦があるが3連投はないと思う」

 ――26年の野球はWBCから幕開け。どんな一年にしたいか。
 「WBCの後には甲子園で選抜があり、その後、プロ野球が開幕する。いい結果を出して、一年間のスポーツ、野球界を盛り上げられるように頑張りたい」

 ≪国際大会全体に視線≫井端監督が、新年の誓いをつづった直筆の年賀状を本紙読者に寄せた。今年のテーマに設定した「新」の漢字も使い、「世界一に向けて気持ち新たに」と丁寧にペンで決意をにじませた。2月にはミラノ・コルティナ五輪、WBC後の6月にはサッカーW杯北中米大会が開幕することもあり、国際大会全体に視線を向けた。

 【取材後記】インタビューでは井端監督に「また妄想?」と先手を打たれた。ちょうど1年前の記憶があるからだ。

 昨年1月3日に掲載した「新春から、またやってみました!」という企画で、記者が“勝手に”1年以上先のWBC「夢オーダー」を考え、目を通してもらった。何も決まっていないのは百も承知。メモ帳に書いて忍ばせていた予想オーダーを20分の取材の最後に恐る恐る出した。「へぇ~」と一読。笑いながら「妄想ジャパン?」とツッコまれていた。

 その時「まだ1年以上あるから夢のオーダーは自分の理想を考えて書いてよ」と許可をもらい、予想スタメンを掲載した。大リーガーの大谷、鈴木、吉田らと今年海を渡る村上、岡本らの名前を並べた。本番はどんな「夢オーダー」になるのか。妄想は広がるばかりだ。 (侍ジャパン担当キャップ・神田 佑)

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